制作費用

ウェブサイト制作予算の考え方について

, 2018/06/14 BoundWorks
予算のアイキャッチ

ウェブサイト制作をお考えの方は、様々なウェブサイト制作会社などに見積りなどを依頼し、実際に料金を検討されることが多いかと思います。

実際にウェブサイトの見積もりをご依頼いただいたお客様の中には、予想以上に安かった、予想以上に高かった。様々な意見をお持ちかと思います。

ウェブサイトの料金とは一体どのように決まるのでしょうか。

ウェブサイトの料金はほぼ人件費

ウェブサイト制作におけるコストというのは、ほぼ人件費として換算できるものと言って良いでしょう。

商材写真を用意するのも、カメラマンを雇い上質な写真を撮影していただくための人件費ですし、イラストや、その他SEOについてのコンサルや、コンテンツを準備することについても人件費となります。

それではなぜ、制作会社によって差が存在するのでしょうか。

それは、スターと呼ばれるスポーツ選手を迎え入れる、ということに少し似ています。

スターと呼ばれるスポーツ選手には、これまでの実績や能力が、他のスポーツ選手よりも非常に高いため、多額の年俸でチームに迎え入れられる、これに異議を唱える方はいらっしゃらないかと思います。

ウェブサイト制作も同様で、優秀かつ非常に素晴らしい実績を残されている制作会社には、一流の技術を持ったプロがいます。

そのプロの拘束時間に対しての予算は、1時間で数十万円クラスの場合も珍しくありません。

必ず結果を出すという保証は難しくても、一流のプロが構築したウェブサイトを運営できるというのは、それ自体で大きく成功する確率が上がります。

多くの実績を残していることで有名なウェブサイト制作会社、あるいは、ウェブサイトのコンサルを行なっている会社は、この点で他の会社とは大きく異なります。

コンサルタント料金や、ウェブサイト制作の根本は、きちんとした技術と経験を持っている方がプロジェクトに携わる、つまり、超一流のプロスポーツ選手のオールスターを作ろうとした時に、それ相応の金額が必要となってくることは言うまでもありません。

ウェブサイト予算の捉え方

ウェブサイト予算については、Googleなどで検索をかけていただくと、非常に多くの情報を見つけることができます。(ぜひ、検索してみてください)

多くが、ウェブサイトに必要な予算を投資として解釈しています。

しかし、ここで「投資」として表現してしまうと、どうしてもそのリターンに目がいってしまうのが人の性ではないでしょうか。

では、現場の担当者の皆様や、依頼者の皆様はその基準をどのように考えていらっしゃるかと言うと、もちろん一様ではありません。

大半の担当者の方が「体感」という非常に曖昧なものを判断基準としていることに驚くばかりです。

予算の基準を明確にすることが、ウェブサイト制作を成功へと導く第1歩だと私たちは考えています。

では、担当者の「体感」に頼らずに予算の基準を把握するために最低限必要なことは何でしょうか。

その前に、大前提がございます。

ウェブサイトから集客や目的を達成するための十分条件は無いと言っても過言ではありません。

つまり、投資額を大きくしたとしても、ウェブサイト制作が成功するかどうかは、約束されていないのです。もちろんリターンの可能性が高まります。

ウェブサイトを制作する目的をはっきりとする

ここまで読み進めていただいた方は、すでにお気づきのことかと思いますが、ウェブサイトを制作するために最も必要なことは、「どうしてウェブサイトが必要なのか」を徹底的に絞り出すことです。

例えば、ウェブサイトで集客するための商品が、誰も購入しないような物品やサービスだった場合、ウェブサイトが成功する確率は極めて低くなることは、想像に難くないと思います。

つまり、お客様のビジネスモデルや、売れる商品についての概念など、多くの情報を徹底的に整理し、自社のお客様やインターネットから集客したいお客様を明確にして行くことが必要なのです。

ここまでのことがはっきりとすると、「どのような方にウェブサイトを見てもらいたいのか」というウェブサイトを作りたいと思う担当者の視点と、「どのような方が、この商品を買っていただいているのか」という消費者、お客様の視点を冷静に分析することが可能になるかと思います。

この冷静な分析を行うことが、ウェブサイト制作の鍵です。

ご依頼をいただくお客様の中には、「在庫で売れ残った商品をモール型のECサイト(楽天・ヤフーショッピングなど)で売り抜きたい」という依頼をいただくことがありますが、これは9割方失敗します。

なぜなら、お店で売れなかったものは、インターネットでも売れない確率が高いためです(もちろん一概に言えることではありませんが)

そのため、自社サービスが、競合などと比較して、どのような利点があるのか、弱点があるのか、と言ったビジネスモデルや、あなたのサービス、商品が消費者にとってどのように響くのか、といったことを熟考することで、ウェブサイトの制作の目的がはっきりとしてくるかと思います。

ウェブサイトに対しての投資を大きなリターンとして回収するために

ウェブサイト制作や運営に対してのノウハウや経験値などを豊富に持った制作会社に高額で投資することによって、そのリターンを大きく回収することができるということは自明です。

では、少しでも費用対効果をあげて、ウェブサイトを成功に導こうと考えていらっしゃるお客様には、まず、自社のビジネスモデルの良さや、自社の素晴らしさを伝えられること、そして、どのようなお客様に認知され、指示を支持を得ているのかを明確にすることで、ウェブサイトの目的をより洗練させます。

その上で、制作会社に依頼をすることで、最大公約数的な考え方ではなく、ターゲットに対して訴求力のあるウェブサイトを制作、運用することが可能になります。

ここまでウェブサイトの目的を追求した後は、「信頼できる」ウェブサイト制作会社とコミュニケーションの上で、CMSや運営の技術的な面はむしろウェブサイト制作会社にお任せし、本質的な情報を提供するというウェブサイト制作の本来の目的に集中できるはずです。

いかがでしたでしょうか。

ウェブサイト制作会社を選定する際には、契約の内容などについても多くの注意すべき点がございます。

こうした情報がウェブサイトを制作されるお客様の一助となれば幸甚です。