コンテンツマーケティングの存在が広く認知されるに従って、毎日有益な情報を発信しようと奮闘されていると思います。
ブログ記事を執筆するときに、あなたが重視しているのはどんなことでしょうか。
「意味のないブログ記事」を量産しても上位表示されることはありません。
「ブログを書く」ということ
中小企業の場合、ウェブのことを担当している方は、多くて2人という会社が大多数ではないかと思います。
担当者が、会社の長から書けと言われて書いている場合、ブログにて効果的なアピールができているケースは稀です。
というのも、ブログは、自社のビジネスについて最も熟知し、かつ最も熱量のある方が書くべきだからです。
ではなぜ、もっとも熱量のある方が書くべきなのでしょうか。
それには、ブログという性質が大きく影響をして来ます。
本とブログ
「読み物」としてのブログは、エッセイなどの本と同列で語られることがあります。
しかし、実はブログと本の関係の理解が決定的に間違っているというケースは残念ながらとても多くございます。
お金を払って読みたい本と無料で読める(ことが多い)ブログ
そもそもブログは、「ウェブログ」であり、情報を発信するという意味において本や他のメディアと混同されてしまいがちですが、本と本質的に異なるのは「お金を払って読む文章ではない」という点です(もちろん、有料メディアもございますが)
本は、手にとって千数百円を払って購入する、電子書籍として読む、あるいは図書館で借りるなどされます。
自らわざわざ選択して本を手にするという行為を行う、またそれに対して対価を支払う時点で、作品として中に書いてある文章の内容について読者の方に、どのような内容であるか、どのような人が書いているのか、といった情報に対してのある程度の覚悟ができています。
結果として意に沿わない文章であったとしても、本として刊行されているという点が、読み手にある種の担保を与えている場合が多いのです。
しかしながら、ブログは日々流れてくる情報が垂れ流しとなっているケースが非常に多い。タイトルや自分に興味のない内容も受動的にどんどん目に晒されます。そのため、ほとんど無視されると言って良いでしょう。目に触れても自分に興味のない内容は、場合によっては9割無視されます。
お客様のブログに対しての熱というのは、その程度のものなのです。
検索して入手できる手軽な情報源としてのブログ
検索するという行為は、百科事典を引く行為に少し似ています。
自分が探している情報について、手軽に無料で情報を獲得することができるのです。
また、自分が興味のある情報を登録しておいたfeedlyやFlipboard、SmartNewsといったスマートフォンアプリ、Yahoo!ニュースといったポータルサイトで受動的に情報を得ることができます。
さらに、情報が手軽であるがゆえに、情報として必要な機会を過ぎればすぐに忘れられるのです。
以上の事実を元に考えると、1本のブログから効果的に集客できるように記事を作るまでの道のりは、一朝一夕でないことがすぐにわかります。
ブログというものが信頼され読まれるようになるという大きな壁をクリアしなくてはならないのです。
つまり、コンテンツマーケティングは、そのものとしてのオウンドメディア(自社所有情報発信サイト)であり、メディアという名のつくものを自社で成立させるということになるのです。言い換えれば、あなたの会社のブログは、テレビであり、雑誌であり、ラジオであるべきなのです。
では、成功するためのメディアには、何が必要なのか。
必要なものは、あなたのお客様に本当に響くコンテンツと、そのコンテンツが実際にお客様の生活を良くできるという土壌を自社で整備できているというコンテクストの問題となるのです。
成功するブログとは
- 最先端の情報
- どこよりもソース(情報源)に近い、多くの人が知りたい真実や事実
- 興味がある内容について、よりよく要約されている
最低限、以上の3点が十分条件となります。
全てを網羅することは非常に難しいことであることは自明ですが、この3点を効果的に記事にすることが出来ているブログは、概ね成功を納めているブログが多いでしょう。
自社のサービスの良いところ、自社商品の良いところを徹底的に考え抜いた上で、どのような形で情報発信をすることで、お客様に有益な情報と思っていただけるのか、愚直に考えていくことが最も重要となるのです。