ウェブサイト表示速度については、2018年7月9日以降、GoogleのSpeed Updateが全てのユーザ向けに導入され、ランキングの要素となることを発表しています。
参考:https://webmasters.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html
このページスピードについて検証するためのツールはいくつかありますが、Googleが用意しているのがPageSpeed Insightsです。
このGoogleのPageSpeed Insightsが、2018年11月に入ってからスコアの判定方法が変更になり、3G回線時の通信速度をベースとした、より厳格な基準となっています。
厳格化というか、重視すべきポイントがわかりやすい良アップデートだと感じる
PageSpeed Insightsの操作方法については、割愛させていただきますが、以前のバージョンのPageSpeed Insightsでは、良好である緑を示すスコア92程度のウェブサイトだったサイトが、平均を示すオレンジの40点台になるなど、大幅なスコア減少となっているようです。
スコアを大幅に落とした原因は3G回線での評価になっていることと、 「Lighthouse」の測定結果に準じるようになってきたことでしょうか。
Chrome拡張機能でおなじみのオープンソースツールであるLighthouse
PageSpeed Insightsと双璧をなす(かどうかはわかりませんが)GTmetrixは、Googleや、Yahoo!などの基準でサイトの判定ができる速度判定サイトですが、こちらの基準は以前のPageSpeed Insightsに準拠したもののようです。
参考:GTmetrix
現状では、Google PageSpeed Insightsでは以前のスコアでの計測が不可能な状況ですが、GTmetrixの判定方法が変更にならない限り一つの指標として、どのようにPageSpeed Insightsが厳しくなったのかを把握する一助となるかもしれません。
速度がモバイル検索では重要な指標に含まれつつある現状はあるものの、コンテンツが最も重要であることに変わりはありません。(重要なコンテンツが何か把握することも含めてですが)
しかしながら、速度についての検討は、今後Googleが全ての商売の競合となり得る可能性を考えると、対策せざるを得ない場合も少なからずあるのかもしれません。Googleの動向には注目していきたいところです。
Web担当者の方は、一度自社サイトの速度についての計測と、その対策について確認された方がよろしいかと思います。
以前よりも非常に具体的な指示を受けることができます。